18th 12月
0
クリスチャン・ツィメルマンのリサイタル
ツィメルマン、数年前のブラームス以来。
ベートーベン ソナタ31番とシューベルト ソナタ21番という素敵なプログラム。
仙台だと、ほぼどんなアーティストでも必ずいくつかプログラムある時はメジャーな方。興行側がお客さんが入らないと思うのか、バレエなら白鳥の湖だし、音楽なら名曲アルバム。(わかってないなぁ。)
直前のステージを体調不良でキャンセルしたと聞き心配だったけど。
いままでに何度か聴いたけど、楽譜を見て弾いてるのを初めて見た。自分でいいタイミングで譜めくりもするのだけど、あれだけ内省的な集中した曲だと、結構その動作と音が気になるものだった…。(^^;;
音色へのストイックなこだわり、求道者のよう。大音量で圧するのを敢えて避け、まるで、表現力のみで勝負する跳躍のないバレエのよう。(ミロノフ先生!(^^;;)
ホールは響きはとても良いのだけど、味気ないエントランス、ホワイエ、素っ気ない照明、日常のつながりのような質素な壁。
不必要に贅沢である必要はないけど、会場に着いた途端にワクワクするような高揚感とか非日常とか、総合的な文化の香りが全くない会場。
民主党の時の「仕分け」を思い出しました。(^^;;