16th 2月
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ディーナ・ヨッフェのCD
このところずっと聴き続けているCDがあります。
先のショパンコンクールで審査員をされていたディーナ・ヨッフェの「スクリャービンとショパンの前奏曲集」。
1番から、スクリャービン、ショパンと交互に演奏していて5度圏で進んでいくのですが、これが新鮮で独特な世界観!
先に後の時代のスクリャービンを弾くところが面白い。ショパンの前奏曲に影響を受けてスクリャービンが作曲したのですから、この順が正しいのでしょうが、同じ調で並べて聴くと、不思議なくらい違和感なく調和しているのです。
そして、なによりも第一音から、演奏の豊かな音楽にハッと魅了されました。CDであまりないことです。ロシアのゴルノスタエヴァ先生にご師事されていたとのことで、納得です。
とても豊かで、音楽が歌っていて、表情が他の誰とも違う。
実はこのCD、昨年ポーランドで、カワイの技術者の方からいただきました。ありがとうございます。数年前にこのプログラムでカワイのホールで何度かコンサートがあったようです。恥ずかしながら知りませんでした。
また来日されないかなぁ。