13th 2月
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「老後とピアノ」
新聞で紹介されており、清水ミチコさんと恩田陸さんの帯の推薦文に惹かれ購入。
朝日新聞社を50才で退職されてから子供の時に投げ出したピアノを再開し、その途上での苦労や喜びを書かれたものです。
昨日打ったワクチンで発熱、しんどい中一気に読みました。笑
ピアノに関わるすべての人にとって、吹き出したり、頷いたり、考えさせられたりする本だと思いました。
私はピアノ教師の立場と、老いが追いかけてくる一ピアノ愛好者としての両方の立場から、とても興味深く読みました。
まだ読んでない方もおいでかと思うので詳しくは書きませんが、この本は教室の見えるところに置いておきたいと思います。^_^
小さい生徒さんはそんな気持ちなんだなと思ったのが、「指使い」。
子供の頃は自由に弾きたい気持ちをじゃまする七面倒くさい規則でしかなかったのが、先人の知恵が詰まっているルールには意味があるのだと作者が気づくくだり。
レッスンで何度も何度も、とまったり、うまくいかない90%は指使いなんだよ〜と直したところで、聞きやしない生徒さん、おりますです。はい。笑 気持ちはわかるけどね。
もちろん中には、瞬時に次で別の上手く繋げる指使いを開発し止まらずにさらりとスルー出来るお子さんもいます。これは私的にはOK。こちらもスルーします。笑