20th 1月
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静寂と音楽
先日、やはりコンサートに行った友人が、アファナシェフのDVDを貸してくれました。インタビューに答え話している映像です。独自の見解が面白かった。
全て「聴くこと」それにつきると。
ピアノを弾き始める前、演奏中、後。
確かに音は、前の音の上に重ねたり、前の音の響きの中にいれたり、外にはみ出したりと響きを聴きながらつくります。
何もないところ、静寂から音は始るわけですから、その一音目をどうだすか。静寂を聴いてその中に入れていく。
内なる声を聴く。文学、世界を聴く。
また、演奏することは、彼にとって「音楽を守ること」だそうです。
伝えたりコミュニケーションするためではない。
彼のステージはまさにそんな感じでした。