19th 1月
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最近読んだ本
恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」。
年末のお休みに読んだ本の一つ。
ピアノコンクールの参加者や審査員を描いたこの作品、他のコンクールを扱ったものなどにくらべ、選曲などリアリティがあります。言葉にできない音楽の描写も聴こえてくるように描かれていました。プロコとバルトークのコンチェルト、その後何度も聴き返しました。^_^
なんと、直木賞だそう。
「のだめ」以降、音楽漫画や小説のハードルが上がったと思います。荒唐無稽な始まりをしたのに、のだめの影響か、監修者をつけて第2部がリアルになった漫画もあります。
以前はコンクールにこの曲⁈ピアノが森に⁈絵としてはいいけど、雨降ったら終わりだから、など、あり得ない描写も多かった…。
杉浦先生のこの本もすごく良かった。いわゆる分析ものとは一線を画していました。知識と愛情がつまってる。はぁ〜こんな心に響くレッスン受けたかったし、できたらいいなぁ…。もっとも、受け手として当時の私は準備ができてなかったろうけど。(^_^;)