11th 11月
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ガルシア・ガルシア リサイタル@ミューザ川崎
「夜ピアノ」という、5人のピアニストを一年間同じ座席で聴くという素敵な企画。
今年も素晴らしいラインナップ。私は2年目。今年最初のピアニストは、大好きなガルシア・ガルシア。
前日まで体調が優れず行けるかなぁと。幸いなんとか持ち直し、新幹線で会場へ。サントリーホールより近い。最高。しかも、音響素晴らしい。✨ガルシアさんもこのホールが一番すきとか。
サントリーホールの公演とも違うプログラム。
前半は初めて聴く、シューベルト、ラフマニノフ。どちらも、和声感がとても顕著。後半はリストのロ短調ソナタ!
ロ短調、今までのロ短調とまるで違う。ドラマチックで明るい。こんな曲でもあるんだ。若さのパワーとこんな風に聴いてほしいという情熱を感じる。そして、いい意味で、おおらか。
枠にはまらないアーティスト。
ただなぁ、講演の始まる前に、アナウンスで、例の如く「携帯電話の電源をお切りください」はいいとして、その後「飴の紙の音が響かないように」とか「補聴器の音に気をつけて」だの、飴は咳をするよりいいだろうし、耳の悪かった父が補聴器をしていたので、もしいたらさぞ居心地悪い思いをしたろうなぁと、人々が縮こまるような注意事項を並べていて、びっくりした。挙句に、列のみんなが席について、暗くなったので、一番後ろではじの席の私が本を椅子の脇に立てて置いたら、係がすかさず注意しにやってきた。消防法?なのかな。
仙台でもそうだっけ?
折角、おおらかな演奏なのに。