23th 9月
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近藤嘉宏先生ベートーベンセミナー
ピティナの大先輩の先生から以前より勧められて、本当は東京に行き、ご一緒にコンサートに行くはずだったピアニスト近藤嘉宏先生のベートーベンをオンラインで聴けるとのことで、参加しました。
久しぶりに画面越しに拝見する近藤先生、スレンダーで昔と変わらぬお若いお姿でびっくり。
オピッツに師事されたということですが、以前NHKのスーパーピアノレッスンでのオピッツの詩的で哲学的な言葉選びに大変感銘を受けた記憶があります。ロマンとファンタジーを感じました。
ピアニストによる専門的な講座はほんとうにためになります。大変繊細な弱音のニュアンスの種類などのお話興味深く聞きました。ベートーベンと言えば、フォルテ、スフォルツァンドと思いがちですが、当時弱音のウナコルダ以外のペダルを備えたものがあった事、低音豊かなエラールのピアノでワルトシュタイン、熱情を作曲した後、また繊細なシュトライヒャーのピアノに戻っていることなど、とても示唆に富んだお話でした。
「歌うこと」、音符が音の羅列にならない事を何度も繰り返していらっしゃいました。
お知らせいただき勧めてくださったH先生に感謝です。