日本国際賞
プレス関係の方々、大変沢山みえてましたが、もっとこの賞は知られても良いのではと思いますので、少し詳しく。
天皇皇后両陛下、及び衆議院議長、参議院議員議長、最高裁判事など、三権の長ご臨席の、国立劇場での受賞式。
今年の受賞者は、エレクトロニクス分野ではイスラエルの博士で、ネットでの暗号化などに寄与した研究。生物分野では、フランス人とアメリカ人の博士で、今までと比べ物にならない簡易で安全なゲノム編集を可能にした研究。ノーベル賞候補だそうです。賞金は5000万との事。こちらもノーベル賞クラスです。松下幸之助さんが私財を投じたそうです。
稲盛和夫さんが私財を投じられた京都賞とともに、(こちらは三笠宮妃殿下がご隣席)東西の素晴らしい賞かと。(式典中の写真はプレスリリースから。)
芸大のオーケストラによる記念演奏会が毎回あります。まさに御前演奏。国立の音楽大学は、こういうお役目というか、役得というか、があるのですね。
受賞者のリクエストの曲を演奏します。両陛下も二階席へお移りになり、ご鑑賞。
場所を移しホテルの晩餐会。両陛下御入場をお待ちする間、弦楽四重奏団の演奏。これも芸大の学生さん達です。
前菜は日本国際賞のロゴを型どったものでした。
陛下の御公務ご負担軽減のため、食事時間がどんどん短くなり、今日は約1時間。あっと言う間に次々と出てきます。
その間陛下はずっと受賞者とご歓談。最後にお言葉があります。
その後場所を移し、後席では若手の科学者や審査関係の方々とご歓談。皆さん何とか両陛下とお話ししようとお側に行きます。受賞者とも自由に歓談できます。夜の9時近くまで。
明日は園遊会ですので、ご高齢の陛下には大変な激務かと思います。
出席者の皆さん、正直、視線は受賞者より両陛下へ。陛下がいらっしゃるお蔭で格がぐんと上がって感じられるのは否めません。
それにしても東京は綺麗。ホテルの部屋から迎賓館と遠くに富士山が見えました。