28th 10月
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トマス・ウルフ Thomas Wolfe
偶然目に入った映画の広告。
「ベストセラー」
トマス・ウルフとその編集者の話。
トマト・ウルフ!久しぶりに聞く名前!彼の著書は今は絶版になり手に入らないけど、大学時代に大好きだった作家で、私の卒論のテーマだった。
当時もかなりマイナーだったけど、また陽の目を見る日が来ようとは。笑
時間をやりくりし、早速観に行って来ました。「こんな人だったんだ。」「そうだったんだ〜」が沢山。勉強不足でした。作品以外、遠い日本で調べられることなんて、当時はネットもないから限られた事だけ。恥ずかしい限りです。一体何を書いたのやら…。
久しぶりにペーパーバック引っ張り出してきました。
編集者役がコリン・ファース、トマス・ウルフが、なんとジュード・ロウ!恋人役がニコール・キッドマンと豪華〜。
私が持っている日本語訳の新潮文庫も絶版。
これを機に再販されるかなぁ。当時若い感性を多いに刺激させられる作品でした。二巻あるのに、活字が他の本よりさらに小さくぎっしりつまっているのです。今なら老眼で読めないわ。中古市場で高値が付いてました。
ジョイス・キャロル・オーツやカーソン・マッカラーズなど、アメリカ文学に魅了されていた当時を思い出し、とても懐かしい気持ちにさせられる映画でした。