06th 10月
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バッハ シンフォニア
中井正子先生の、ご本人校訂シンフォニアのセミナーに出席。
前回のインヴェンションはすごい人だったのに、今日は、大分少ない。どなたかもおっしゃってたっけ、シンフォニアになると途端に出席者が減ると。^^;
バッハのインヴェンションとシンフォニア、この辺りは、生徒と一緒に勉強するのを楽しみにしているのですが、なかなか、確かにシンフォニアにたどりつく生徒が少ないのも事実。
コンクール組はもちろん必須だけど、そうでない生徒さんや、考えることやじっくり取り組むのが苦手な生徒さんには、始める時期が難しい曲集。
さらに三声は楽譜とじっくり取り組まないと、理にかなって、なおかつ独自の演奏にはならないからなぁ。
できれば小学校など、時間的余裕がある早い時期にやっておきたい曲集です。
バッハの生きたバロック期は、すでにバッハの作るポリフォニー(対位法)音楽は時代遅れ。
バロック期といえばバッハがまずあがるので、こんなポリフォニーの曲ばかりなのかなと思いきや、バロック期はすでにそんな複雑なのは下火。もっと分かりやすい、ホモフォニーへ移行。にも関わらず少し前の作曲技法にこだわり続けたバッハ。
だからメンデルスゾーンに再発見されるまで、忘れられていた。
しかしメンデルスゾーンと同じ世代のショパンは、ポーランドで幼い頃から、バッハの曲で教育されたというのだから、ショパンの先生は慧眼だった。忘れられたといっても、知る人は知っていたわけなのね。