藤田真央さんコンサート@ミューザ川崎シンフォニーホール
楽しみにしてた藤田真央さんのソロコンサート。ミューザ川崎の「夜ピアノ」企画で買いました。5人のピアニストを同じ席で聴くシリーズ。素敵な企画。
1人目の牛田智大さんは、発表会の直前で、レッスン休めず断念😢。一枚無駄にしてしまった…。
ミューザ川崎のホールは、川崎駅直結。東京駅で乗り換え、快速で17分で着くから、仙台から行くにはサントリーホールやオペラシティよりアクセス抜群。
完売です。というか、いつも手に入れるの至難の業です。
プログラムは、ショパンのポロネーズ1番から7番まで。2部はリストのロ短調ソナタと、肉体的、精神的に、弾く方はとてもヘビーなプログラム。
真央さんはいつものようになんだかヨロヨロトボトボとピアノにもたれこみ、演奏スタート。
美しい音。1番はまだ抑え気味。続けて聴くとショパンのポロネーズの時代や年齢の変遷がよくわかる。1番と最後の幻想ポロネーズとは別物。子供と大人。
最後の「幻想ポロネーズ」の世界がもう圧巻。トリルは宇宙的で、しびれました。
真央さんは、なんだか大御所の風格というか、頑張りすぎずさらりとながすところと、ここぞとというところのメリハリ、無邪気かと思うと鬼気迫るなど、沢山の面を見せてくれる。
そして第二部のリストの「ロ短調ソナタ」。一音目から切れ目のない演劇の世界のようでした。
アンコールのモーツァルトの「ロンドk.511」嬉しい!大好きな曲。
この曲を初めて聴いた時のことを今でも覚えています。中学生か高校生の頃だったかな。この曲を知らなかった私。FMラジオ(時代を感じる)から流れてたのを家でたまたま聴いて、クラシック好きな弟と、「ん?これ誰の曲?」と。作曲家当てっこ。モーツァルトっぽいんだけど、シューベルトのようにも聴こえ、古典期らしからぬロマンチシズムが。美しくて哀愁があって、モーツァルトと知り衝撃でした。当時持っていたモーツァルトのウィーン原典版「ソナタ集」にはもちろん入っておらず、楽譜屋さんにいき、「モーツァルト作品集」という楽譜の中に発見。早速買いました。その頃はモーツァルトというと、k.310のイ短調以外は、長調のソナタしかやったことがなく、こんな素敵な曲があるんだと。
ああ、しばらく弾いてないなぁ。帰ったら弾こうっと。💕
他の会場でアンコールにグリーグ弾いたと聞いたので楽しみだったけど、残念ながらそれはありませんでした。真央さんのグリーグ絶対いいはず!✨何処かでいつか聴きたいなぁ。