アンドラーシュ・シフ@仙台
多分、ここ30年シフが仙台に来たことはないはず。いつもは東京まで行っていたシフのコンサートが仙台で!しかも家から近いイズミティ。
何十年も前、まだ若かりし頃、初めてシフのバッハを聴いて目からウロコ。バッハってこんなに軽やかで楽しいんだと。こんな風に弾いて良いんだと。リヒテル、グールドも良いけど、演奏する際は、以来私のバッハはシフに影響を受けまくり。バッハに限らず、シフの全てのCDたぶんあります。
もちろん奥様とのバイオリンソナタも。これがまた良い。
そして昨日は、な、なんと3時間…。一部だけで1時間超えていたけど、まさかアンコールあんなに弾いてくださるなんて…。バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと遡り、最後をベートーベンのバガテルで終えるなんて、なんて素敵なプログラム。つまらないもの、意味のないもの、という意味のバガテル、でもベートーベンのたくさんのたくさんのアイデアが詰まったピース達。それをプログラムの最後に持ってくるなんて…。
アンコールも、シューベルト、ブラームス、ショパンと、まさにシフのこれまでの軌跡のコンサート。ショパンは滅多に弾かない。マズルカは多分初めて聴いた。ホロヴィッツの名演のあのop.17-4。そしてop.24-2。
平均律第1巻1番から始まったのも、意味があるのかと。アンコールの最後はやはりバッハ「ゴールドベルク変奏曲」。アリアを弾き始めた時、まさかこれ最後まで全ての変奏を弾くの?このあと何十分もかかるよ、いいの?と思いながらワクワクしてたら流石にそれはなかった。
もうシフは2度と仙台には来ないから、日本に来ないからこんなプログラムなの⁈と逆に心配になりました。
虚飾なく、ペダルも必要最小限。音の一つ一つに意味がある。そんな演奏会。場所もど真ん中の前から6列目で、とても神聖なものを聴いた思いがしました。
私がチラシをずっとレッスン室に置いておいたからか、ご自身で選ばれたのか、生徒さん達が沢山いらしてました。ご家族で音楽がお好きなんだなぁと嬉しかった。✨✨
久しぶりにお会いできた先生方も多く、本当に素敵な午後のひと時でした。✨✨



