ウラジーミル・マラーホフ
バレエが好きで、よく観に行きます。音楽と、身体。この密接な関係。そもそも、もともと、音楽は、「踊り」か「祈り」。
素晴らしいダンサーは、音楽に乗って踊るのではなく、身体の動きそのものが音楽だと感じさせてくれます。
まさに身体そのものが美しい楽器であり、音楽だと感じさせてくれる稀有なダンサー、大好きなウラジーミル・マラーホフの公演、「マラーホフの贈り物」が、今、東京文化会館で行われています。私は千秋楽に行く予定ですが・・。
この公演、今回でファイナルなんです・・。数年おきに、色々なプログラムを魅せてくれていたマラーホフも、もう45歳。いつかこんな日が来るとわかってはいましたが・・・。(ρ_;)うう・・寂しい。
私は小さいころにやったっきりで、今は全く、盆踊りすらまともに踊れないけど、バレエは間違いなく、ピアノを美しく弾くために、大きな効果があると思います。
例えば、1から8まで数えながら腕で大きく円を描いてみようとするとき、空間と時間を感じ、より美しいタイミングと動きで円を描くにはどう動かすか。
シンプルなことですが、こういうことが訓練で身についていれば、ピアノを弾く時、たとえば右手のみの演奏のときも、左手が音楽をかんじていられる、また音符と音符が飛んで離れていたり、休符が長いときも、音と音の間の空間を、腕や、身体で感じることが容易だと思います。
言うまでもないですが、バレエをやっていたからといって、ピアノが上手とは限りませんけれど。(^-^; でも、きっと、音楽の感じ方が、やっていない人とは違うと思います。
話は戻りますが、マラーホフには、今まで沢山の感動をもらいました。スパシーバ!今後はベルリン国立バレエ団の芸術監督兼時々ダンサーとしての益々の活躍を、とお~い仙台から祈っています!