07th 9月
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アラベスク@イスタンブール
ピアノで「アラベスク」といえば、シューマンに始まり、ブルグミュラー、ドビュッシーと、「バラード」や「ノヴェレッテ」のように、タイトルとして使われています。
直訳すると、「アラビア風な」とか、「アラビア風な唐草模様」。
今回初めて実物を見ました。
イスラム教のジャミー(モスク)に必ずある、美しいイズニックタイル。様々な幾何学模様が繰り返し貼られ、全体像になると、また違った模様に見える。
タイルが一番美しいと言われる、エジプシャンバザールにある、リュステム・パシャ・ジャミーです。(ジャミーはかならずバザールと一緒になっています。人の集まる所に市が立つ。門前町のように。)
こちらは、ブルーモスクの天井。
トプカプ宮殿の壁。
沢山の小さな同じモチーフを組み合わせ、なおかつ全体をみると、また違った模様に見える。
まさに、「アラベスク」です。
よくは分かりませんが、幾何学模様の繰り返しは、多分宗教と関係があるのでしょう。
この標題を思いついた文学青年シューマン、さすがです。